スーツ姿のプロダクトマネージャー

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技術系でない人材をプロダクトマネージャーに育てるFacebook

プロダクトマネージャーに関する気になる記事がありました。

Facebookでは、独自の教育プログラムを設けて、技術系でない人をプロダクトマネージャーに育てる取り組みをしているようです。

 

この記事を読むと、プロダクトマネージャーに必要なスキルや、役割の複雑性がわかります。

 

 

Rotational Product Manager (RPM) program とは?

このプロダクトマネージャー育成プログラムは、Rotational Product Manager (RPM) programと呼ばれています。これは、採用活動の一環として、技術系でない人をプロダクトマネージャーに育成するためのもの。2011年からやっているようで、すでに積み重ねがあるようですね。

Facebook's Rotational Product Manager (RPM) program — a recruiting initiative the company started in 2011 that takes inexperienced and non-technical people and trains them to oversee development of different products at the company.

引用元: What is the Facebook Rotational Product Management program? - Business Insider

この記事では、心理学専攻の女性がプロダクトマネージャーになったことを取り上げています。

技術系でないことで本人も少々心配だったようですが、18カ月のプログラムを終えて、見事にプロダクトマネージャーになりました。素晴らしい!

エンジニアリング以外のスキルが重要

Facebookでは、プロダクトマネージャーにはエンジニアリング以外のスキルを持つことが重要だと考えているようです。特に、プロダクトマネージャーのことを、「プロダクトに関係する人たちを助ける接着剤だ」と表現しているのは、確かにその通りだなと感じました。

For Liu, a product manager, or PM, is the "glue that helps people gather around a product."

引用元: What is the Facebook Rotational Product Management program? - Business Insider

プロダクトを成功に導くには、当事者意識とリーダーシップが必要です。その上、プロダクトマネージャーの役割が、マネジメントとエンジニアリングの中間にあることで、スキルの複雑性が増しているというのが実態です。

Because the career straddles the line between engineering and management, it can be hard to develop a resume specifically for the role. 

引用元: What is the Facebook Rotational Product Management program? - Business Insider

バックグラウンドの異なる人たちをまとめ上げたり、横断的な課題を解決したりすることも含めて、「接着剤」と表現しているのかもしれません。

Facebookでは、潜在的にプロダクトマネージャーに向いた人材を発掘するために、このプログラムを役立てているということでした。

実に戦略的な人事戦略だと感じました。

プロダクトマネージャーこそ、今の国内企業に必要な人材

デジタルビジネスとか、Fintech、HRTechといったキーワードが出てくる今日では、ITは効率化の道具でなく、プロダクトを含めたビジネス創出のエンジンとなりつつあります。

国内企業も既存ビジネスの延長では成長に限界があるとみて、ITの活用やサービス化を進める企業が増えてきました。また、一般の企業がAIを活用する目的で、AIエンジニアやデータサイエンティストを募集することが増えているように見えます。

しかし、新しいビジネスや製品を世に出すためには、エンジニアだけでなく、プロダクトマネージャーが必要になるのではないかと考えています。その理由は、ニュース記事にもあるように、技術とマネジメントの双方の視点を持ったリーダーが必要だからです。これは、明らかにSIのプロマネとは異なる役割です。

これについては、以下のエントリーで解説しました。

 

あのGEが、「シリコンバレー式」のプロセスを取り入れて復活したという話があります。特に注目すべきは、プロダクトマネージャー制を取り入れたということです。

以下の記事がとても参考になります。

 

私は、非Web系のIT企業に勤めています。そして、SIビジネスが中心のSIerにあって、SIをやらないSE、つまりプロダクトマネージャーとして経験を積んできました。

しかし、社内外を見渡しても、プロマネはたくさんいますが、プロダクトマネージャーはあまりいません。Web企業やスタートアップを除いて。

 

非Web系企業こそ、プロダクトマネージャー制を取り入れるべきではないかと考えています。